東日本大震災 被災地支援チーム SAVE IWATE

2011年3月11日(金)14時46分頃、東日本大震災が発生しました。岩手県の三陸沿岸地域は甚大な被害を受けました。この災害に対し、民間レベルでできる支援活動に取り組みたいと考え、県内在住有志で「SAVE IWATE」を立ち上げました。

配送者見聞録@大槌町

大槌町へ配送に向かったスタッフが、ある方にお話を伺ってきました。
あくまで個人の方のお話ですが、現地の声のひとつとして以下に転載いたします。

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【大槌町~通学路の課題】
集合仮設校舎に通う小学生と中学生の娘さんをお持ちの、個人の方からお話を伺いました。
特に早期解決が必要と感じたこと、知ってほしい精神上の問題は以下のとおり。

■通学路が危険→スクールバスを!
・街灯がほとんどない
・道路に柵が無く川に落ちる危険性がある
・スクールバスがあると良いが、教育委員会にはあまり問題意識がない

■学校専属のカウンセラーが必要
・生徒たちはこの惨事をなんとか消化しようとしているが、未だ夢に見たりする
・教師は、授業の遅れから来る焦りもあるため、勉強時間を取れない生徒に「やる気がない、さぼっている」と言うこともある
・生徒のためのカウンセラーは、現在一名(未確認)

■行政へは頼らない意識
・特に自宅住まい(半壊等)の方には、もう何を言っても無駄だという意識が多い
・また、親戚宅避難や自宅に住む人に対する、避難所を経験した世帯からの反感は依然として残る

■二重ローン
・相談窓口を紹介しても、借金があることを外部に相談することに抵抗があるようで、あまり自分からは解決しようとはしていない
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レポート:鎌田

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