東日本大震災 被災地支援チーム SAVE IWATE

2011年3月11日(金)14時46分頃、東日本大震災が発生しました。岩手県の三陸沿岸地域は甚大な被害を受けました。この災害に対し、民間レベルでできる支援活動に取り組みたいと考え、県内在住有志で「SAVE IWATE」を立ち上げました。

田老避難路検証 送迎

〜海面高10mの防潮堤を乗り越えた津波が、南北に細く拡がった田老市街地を圧壊して山側に押しやり、家庭用

プロパンボンベが火を噴いて逃げ道を塞ぐ。

音をたてて近づくがれきと火災に苛まれた山本正さん(72)は母とともに、行き止まりの下荒谷集会所をそれて

山に分け入り、三陸鉄道線沿いのケラス地区に避難した。

50度近い傾斜を転げ落ちないよう木立でバランスを取り、笹枝にしがみつき、覆い被さった正さんの下で90歳の

母は、かかとを斜面ににじり付けて登っていく〜

 

6月15日、岩手大学山崎友子教授と学生4名はNPO田老(代表 大棒秀一氏)の依頼により、生活弱者の避難経路確認を

おこなった。被災状況を学んでいるメンバーによって今回は、山本正さんご本人の案内でコースを追体験するなど、

避難のむずかしい方々の立場に身を置いた検証が行われた。

岩大チームの所要時間は28分だったが、当時山本さん親子は3時間弱を要したという。

 

下荒谷地区とケラス地区を遮る地形は海抜50mに満たない山林でありながら、その急こう配は身障者、高齢者にとって

みれば難所そのもの。また当時は諸条件によって山林火災に呑まれ兼ねない状況であったことから、アカデミックな視点を

交えた今回の体験検証が報告となり、広く知られて行くことによって、全国にみられる、狭隘な立地での弱者避難策定がより

具現化することを望みます。

(鈴木智太郎)

 

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