東日本大震災 被災地支援チーム SAVE IWATE

2011年3月11日(金)14時46分頃、東日本大震災が発生しました。岩手県の三陸沿岸地域は甚大な被害を受けました。この災害に対し、民間レベルでできる支援活動に取り組みたいと考え、県内在住有志で「SAVE IWATE」を立ち上げました。

ボランティア番屋 週報

ボランティア番屋の鈴木智太郎です。

1月7日からの業務内容と今週の予定をお伝えいたします。

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 平成26年1月7日(火)~1月26日(日) 》

 

【ボランティア参加人数】 50名

 

・1月7日(火)

仕事始め。

エコクラフト準備/会議視察【2名】

大槌町内有志による地域づくり会議に、引き続き鈴木竜一が参加している。

「大槌ではそれぞれの地域ごとに復興懇談会が行われています。震災前からの風習、行政と民間の意見交流が円滑と

は言えなかった状況が今日も続いており、住民が自治体に意見を述べるのがはばかられる空気が、行政依存のまち

づくりにつながっている印象を持ちました。

 

今回の自然現象をきっかけにあらためてその地域の有志が集い、国・県が示している柔軟な復興予算執行と子孫に引き

継ぐための復興、その組み合わせ提言のお手伝いを実施しています。また、復興や現地の問題が中々報道されず気掛

かり、という東京からボランティア参加の方に会議の傍聴をして頂き、

自然現象への対応や自然とともに進めるまちづくりは大事だと思うし、そのために今大人が頑張らなければだめだ、

目の前の復旧だけじゃなく、次の世代へきちんと引き継げる復興をしてほしい、と感想を述べられました」

(鈴木竜一)

・1月8日(水)

エコクラフト準備【1名】

大槌町役場では、第3回大槌町復興戦略会議が開催され、足を伸ばした鈴木竜一の報告。

「住民側複数の代表から、理想と現実の比較をしつつ基本計画の将来像に必要な要素と予算、実施時期の短縮をどの

ように実現するか。子孫に引き継ぐ復興計画を希望すると同時に、今後の人口減や他の要素での計画変更はそれを共有

して、お互いの理解を得た官民協働まちづくりを希望する声が上がりました。

 

役場作成の資料をまちづくりコーディネーターと職員が読み合わせて、問題の指摘と相互理解を進める作業が続き、傍聴席

の住民にも質問の機会があり、紙上提案とその客観的意見に今後も対応していく、との話でした」

(鈴木竜一)

・1月9日(木)

なんでもやろう会準備【9名】

宮城県内で活動を行っている被災地向カーシェアリング団体が所有する車両を、岩手県内で利用できないかと鈴木竜一は

沿岸の支援団体と情報共有をおこない、支援団体への貸与にこぎつけるに至った。

「両団体の要請を受け、今回のご縁が結ばれたひとつの形です。直接的な復興支援と間接的支援。

この両輪が稼働し、そこに住まう人々との協働復興を応援いたします」

(鈴木竜一)

・1月10日(金)

エコクラフト/なんでもやろう会準備【3名】

事務処理日。

・1月11日(土)

なんでもやろう会準備【1名】

事務処理日。

・1月12日(日)

陸前高田市内作業【2名】

地域コミュニティを復活させよう、と陸前高田市米崎町内の「再生の里 ヤルキタウン」では開墾作業を含めた敷地

整備を引き続き行っている。その情景は竣工図によれば、黒沢明作品「夢」から、エピソード(桃畑)を連想させる

ものがある。そこでは、相当数のチューリップ球根がオランダから送られており、多くのボランティアの労力によって

植えつづけられている。

 

今回は鈴木竜一と盛岡市内、関東からの計3名が、隣接する駐車場内の補修を行った。

「地区中学校と仮設住宅団地の行事も行われている土地で、昨年の豪雨から一部手入れが必要とされていました。

同代表熊谷耕太郎代表は、マンパワーがどうしても不足しているなか本当に助かると感謝していました」

(鈴木竜一)

 

また現在、陸前高田市内では旧市街地のかさ上げ工事が進められている。

気仙川を挟んだ市内気仙町の山を崩し、盛土を一気に旧市街地に流すベルトコンベアも姿を現しており、その橋脚は

10メートルもの高さがあろうか。山は土を送り標高を下げて丘となり、整地されて道路が延び、災害復興住宅団地が拡

がっていくという。

・1月14日(火)

なんでもやろう会準備【4名】

岩手もりおか復興ステーションより依頼された福島大大学院生沿岸視察は、ボランティア番屋が送迎を担当、ご本人に

より設定された大船渡市役所観光課、陸前高田市観光課、NPO法人桜ライン311での取材を無事済ませることが

できた。

 

人形劇団でっぽでは、21日の公演に向けた稽古をおこなった。3週間の舞台空白を埋める為である。

演出としては、馴染んできた芝居を若干でも深めていきたいところであったし、そうしてもっと、人形劇を好きになって

欲しい。時間になった、みんな集まってくれた、さあ、稽古を始めよう。

「智さん。恐竜の子ども、智さんが演じるって云ってましたよね」

「えっ」

「暮れに智さんそう云いましたよね」

「えっ」

「私、智さんの人形劇見たいんですけど。智さん演じるって云ったじゃないですか」

「そうだったかなぁ、あなたが作ったキャラクターで良いんだけど」

「智さんが演じてくれれば良いと思います、やるって云いましたよ」

「・・・・」

「他のメンバーも聞いてますよ」

「はい、わたしも聞きました、智さんはやるよって云ってました」

「えっ」

「何をとぼけているのかしらね。なんですか、それは。おじいさんの演技ですか」

「いやぁ、わしは通りすがりの高齢者じゃ、何がなにやらさっぱりわか・・」

「さっぱり、何ですか。智さんは暮れに、来年は子どもを演じます、そう云いました」

「・・・・」

「私の眼を見て、返事してください。智さんはやると云ってます、そうですね」

「・・」

「えっ、なんですか、聞こえません」

「云ったかなぁ」

「だからこうやって話してるじゃありませんか。稽古時間は過ぎていきますよ、いいんですか」

「・・・」

「えっ、なんですか、聞こえません」

「判った、わかりました。俺の負けです、じゃあね、キャストを変更して稽古します」

公演には智さんにも参加してもらった方がいいよね、と話していたんですよと聞かされたのは後のことである。

さて子役が変わって、稽古を終えた母親役はため息をつくように漏らした。

「今度の子は、やんちゃ坊主ねぇ」

・1月15日(水)

昨年11月に被災地視察マッチングをおこなった武蔵野美大生が新しいメンバーとともに来盛した。

ボランティア番屋では送迎をおこない、宮古市田老地区を拠点とする「NPO田老」代表 大棒秀一氏のご協力を

得て、壊滅した同地区の詳細を伺うことができ、また美大リーダーからはこれまでは遠かった、三陸沿岸への共鳴と

親近感に似た感情が生まれたよう。

「資料や写真などでしか見ていなかった現場に来て、体全体で感じるものはやはり違う。これからも多くの仲間に声

をかけて、また来たい」

 

釜石市菊地写真館打ち合わせ。

(鈴木智太郎)

・1月16日(木)

なんでもやろう会準備【5名】

車両点検、整備作業。

・1月17日(金)

エコクラフト/なんでもやろう会準備【5名】

事務処理日。

・1月18日(土)

陸前高田市内作業(承前)/こびるの会開催【6名】

陸高米崎町「再生の里 ヤルキタウン」コミュニティ区域、花画廊の整備に4名が参加した。

「今回は関西からの3名と盛岡市内から1名をお連れし、植え残したチューリップ球根を植え終えました。

これまで何度か来県されている関西の方々でしたが、やはり震災関連やその後の経過を含む報道はほとんど無く、

改めて復興に対する現実との乖離を肌で感じておりました。

 

盛岡在住の方は、ほとんど沿岸を見る機会がなく今回考えさせられたことのなかで、自然と人間が対峙する生き方

はもう限界で、共生や自然とともに暮らすのがそのまま防災になるのではないかと話しておりました」

(鈴木竜一)

 

こびるの会は肉まん作りに取り組んだ。以下は遠藤美沙の報告。

「肉まんは鉈屋町番屋こびるの会で一度開催されており、生地、中身の肉あんともすべて手作りです。前回と同様、

仰木俊恵さんが教えてくださいました。

肉あんは豚肉、しいたけ、ネギ、しょうがに醤油砂糖で味付けをして、薄力粉と強力粉で練った生地で包み、蒸し器

で強火に蒸します。参加された9名のみなさんが仰木さんに質問される場面も多くみられ、家でも家族と食べたいと

会話が弾みました。数分後ふたを開けるとおいしそうな湯気が立ちあがりました、持ち寄った差し入れと仰木さん

手作りの柚子マフィン、蒸したての肉まんが揃います。

出来上がった肉まんはふかふかの生地と、中身のジューシーなお肉にみなさん舌鼓を打っていました。

 

こびるの会があるから外に出るのが楽しみになったと話される方がいました。会がこのようなきっかけとなっていけ

ればと思います。

・1月19日(日)

事務処理日。

・1月21日(火)

人形劇団でっぽ公演(承前)/エコクラフト作業【1名】

山田湾の南に位置し、海を見下ろす大浦地区保育園では園児14人が待っていてくれた。

よく観てくれて、そうして、よく笑ってくれた。終演後に懇談場を持って頂いた園長先生からは、

来年度は半数が小学生となり、入れかわり入園する園児は1人という環境に置かれている保育園と、園に留まらず震災

の影響で衰退している地区の現状が半ば淡々と語られ、また同園ではこのような催しがめったになく、人形工作教室

などかたちを変えて再訪をとお誘いを受け、このまま忘れ去られてしまうのではないか、そのような危惧が大浦地区

に蔓延しているのを嫌でも感じ取る事となった。

・1月22日(水)

人形劇団でっぽ公演(承前)/エコクラフト作業【1名】

・1月23日(木)

なんでもやろう会開催【7名】

時節柄のおひなさまを、持ち寄ってつなぎ合わせたハギレで作ってみる。小型フォトフレームに収めて愉しむ今回の

なんでもやろう会は11名の参加を頂いた。

「あらかじめボランティアスタッフの方が用意した型紙へのりで布を貼っていき、着物の重なりを表現していきます。

ちいさな布を貼る作業もあり、細かさに四苦八苦されていた方もいましたが、全員が完成させることができました。

同じ着物でも使用する場所によって印象が変わることに、みなさん感動された様子でした。そこが布絵の面白さの

ひとつだといいます。

 

参加者の中で、家にこもってばかりで気が滅入ってしまうけど、ここで作業してみんなと話してはき出して、すっきり

するから楽しい、と話されている方がいました。なんでもやろう会は、ボランティアスタッフの方々が準備等とても

頑張ってくださっています。これからも番屋でできる限りのサポートをしていけたらと思います。

(遠藤美沙)

・1月24日(金)

人形劇団でっぽ公演(承前)/なんでもやろう会次回準備【1名】

・1月25日(土)

なんでもやろう会準備【1名】

・1月26日(日)

 事務処理、人形劇舞台道具修繕。

今後の予定=======

・1月27日(月)

山田町内人形劇公演

・2月7日(金)

内陸公演の大槌臼澤鹿子踊(おおつち うすざわししおどり)保存会を往復送迎。

 

以上です。

 

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