東日本大震災 被災地支援チーム SAVE IWATE

2011年3月11日(金)14時46分頃、東日本大震災が発生しました。岩手県の三陸沿岸地域は甚大な被害を受けました。この災害に対し、民間レベルでできる支援活動に取り組みたいと考え、県内在住有志で「SAVE IWATE」を立ち上げました。

羅針盤 エプロンチームからの報告

羅針盤の活動も1年を過ぎ、支援物資を利用した作品の制作と並行して、雇用創出 のための受注生産を模索していますが、7月19日 羅針盤 エプロンチームの商品が無事納品に至りましたので、これまでの経緯に ついてご報告致します。

羅針盤発足以来、活動を助成して下さっているラッシュジャパン様から、ショッ プスタッフのエプロンの発注を頂いたのは今年の1月のことでした。 有り難いお申し出とはいえ、エプロンの注文数は2,500枚、納期は7月末とのこと。    縫製の経験者が数人いらっしゃいますが2,500枚は私たちにとってあまりにも大量の枚数です し、工業用とはいえ、わずか3台のミシンで縫えるだろうか?と不安もつのりました。 羅針盤メンバーに諮ってみたところ、福島からの避難者さん、大槌出身の避難者 さんを中心に6.7人から「やりましょう!」という迷いのない声があがり、エプロンチームはスタートしました。

お受けすることは決定したものの、法人としての契約の方法や布の購入、裁断と 段階を踏んで進めているうちに季節は春になり、エプロン制作が始動したのは4月 中旬、納期まで3ヶ月しかありませんでした。 作業は「ミシンさん」「アイロンさん」と分担して行うことになりました。 真っ白の厚手の木綿を正確に三つ折りにアイロンをするのは時間がかかりました。 アイロンがしっかりかからないと正確に縫製できず、縫い直しで時間がかかって しまいます。 30分でアイロン1枚、ミシン1枚という所からのスタートでした。1週間が過ぎ10 日が過ぎ、チームの皆さんはそれぞれに正確で早い作業の方法を生み出していき ました。 1,000枚完成!という頃から、やっと皆さんにも余裕ができ、昼食や作業終了のお 茶の時間には他の羅針盤の皆さんと一緒に賑やかなおしゃべりが続きました。 途中からチームに加わって下さった方もいて9人での制作、ミシンは3ヶ月間 軽 快な音で響き渡り、ついに7月17日、最後のエプロン一枚が仕上がり、思わずフロ ア全体から拍手がわき上がりました。

初めての大量注文にあたり、チームの皆さんが留意してくださったことは、白い 布を大事に決して汚さないこと、細部にこだわり美しい仕上がりにすること、そ して納期を厳守することでした。 大きな仕事を成し遂げた皆さんの感想は次のようなものでした。

Aさん  納期があったので、楽ではありませんでしたが、見通しがついた時は達 成感がありました。

Mさん  大槌にいるときは毎日が忙しかった。 エプロンチームに入って生活に メリハリができ有り難かった。最後に仕上げを全員でできて楽しかった。

Iさん  仕事をもてて充実していました。自分が楽しくしていると家族も応援し てくれました。

Uさん  仕事をしながらいろんな話をして大きな声で笑って、でもみんな引き受 けた以上は責任感を持ってやりました。

Mさん  病気の夫と二人だけの生活なので介護の合間に出てくるのがとても気分 転換になりました。完成してほっとしました。

Aさん  みんなで力をあわせて、やればできる自信がつきました。2000でも3000でも大丈夫! でも納期はもう少しゆっくりお願いします。

反省会でスタッフが思わず胸が一杯になったのは「私たちはSAVE IWATEの役に立ちたか ったの」「沢山支援して頂いて、お返しがしたいんです」という言葉でした。 雇用創出を目指しているものの、震災の風化が進む現在、簡単なことではありま せん。そのような中で皆さんがSAVE IWATEのために、と思って下さっていること に頭が下がりました。いつも暖かく支えて下さる羅針盤の皆さん ありがとうございます。

全国にショップを持つラッシュジャパン様のスタッフは順次、羅針盤制作のエプ ロンを着用下さっています。 不慣れな私たちを信用して大量注文を下さいましたラッシュジャパン様にこ の場を借りて心から御礼を申し上げます。 この貴重な経験を生かして羅針盤はさらに支え合う活動を進めて参ります。

今回のエプロンには「東日本大震災被災地支援チームSAVE IWATE 」「羅針盤」と いうミント色のタグが使用されています。

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