東日本大震災 被災地支援チーム SAVE IWATE

2011年3月11日(金)14時46分頃、東日本大震災が発生しました。岩手県の三陸沿岸地域は甚大な被害を受けました。この災害に対し、民間レベルでできる支援活動に取り組みたいと考え、県内在住有志で「SAVE IWATE」を立ち上げました。

勝正さんの復興ぞうきん

復興ぞうきんの活動を通じて、私たちボランティアスタッフは心温まる感動的なエピソードに触れる機会を頂いています。

裁縫道具をお送りくださる方の中にはお母さんの遺品ですと添え書きがあったり、きめ細やかに配慮下さる物資が多く、包みを開ける度、胸が熱くなります。心から御礼を申し上げます。
お陰様で、復興ぞうきんの参加者は50人をこえ、制作枚数も9月末に2525枚を数えました。ぞうきんの中には素朴なものも、高度な手仕事と思えるものもありますが、どれも皆さん心を込めて制作下さっています。参加者のペースに合わせての活動ではありますが、大量のご注文も頂き誠にありがとうございます。

2525枚を数えた復興ぞうきんの中に「勝正さん」の4枚がありますのでご紹介いたします。
勝正さんご夫妻は沿岸から盛岡に避難していますが、奥さんの久美子さんが復興ぞうきん活動の申し込みはしていたものの台風の悪天候と気分の調子で、説明会に行けない理由を探していたそうです。その時、勝正さんが「一歩を踏み出してみないと進まないよ」と背中を押してくれたとか。久美子さんが縫い始めたら、見ていた勝正さんも縫ってみようかなと針を持ちました。勝正さんは漁師さんで、若い頃から網を繕って来たので、針仕事は得意なのです。

夫婦2人で、お互い「いいじゃない、いいじゃない」と褒め合いながら縫っていたとのこと。仕上がりのOKをもらった時に「結果を待ってるから早速電話するわ」と久美子さんは携帯で勝正さんに報告していました。丁寧な針運びのぞうきん、製作者欄にはkatsumasaとサインがあります。どなたのお手元に届くでしょうか?

2525枚のぞうきんの中に「糸こき」が足りなくて、幾分つまったようにできたものがあります。不自由な左手を使って縫って下さった方の作品です。つまってはいますが、誰よりもタオルのぎりぎり端まで縫った、とても温かい作品なのです。
チャコペンで書いた印が消えていないぞうきんもあります。震災後に目の手術を受けまだ視力が安定しない人、老眼鏡が合わないため上手く縫えない人、あるいはあまり裁縫が得意でないためつけた印です。しかし活動を続けるうちにメンバーさん同士のアドバイスで、どんどん技術が改善しています。私どもスタッフは内部で決定している一定の基準をこえたものを販売していますが、作品は規格品と違い、それぞれ思いを込めて制作していますので一定ではありません。ご理解をいただければ幸いです。

一枚一枚に沢山のエピソードを縫い込んで、復興ぞうきんの活動は大きく進んでいます。そのため、刺繍糸、刺し子糸、木綿糸、刺繍針、糸切りばさみが足りません。糸は皆さん赤や黄色など、明るいものを選びます。縫っていて気持ちが明るくなるそうです。ご不要のものがありましたら、個人の方、法人の方、継続してご支援下さいますよう重ねてお願い申し上げます。

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