東日本大震災 被災地支援チーム SAVE IWATE

2011年3月11日(金)14時46分頃、東日本大震災が発生しました。岩手県の三陸沿岸地域は甚大な被害を受けました。この災害に対し、民間レベルでできる支援活動に取り組みたいと考え、県内在住有志で「SAVE IWATE」を立ち上げました。

SAVE IWATEに寄せられた声

SAVE IWATEのメールボックスには日々、全国の皆様から物資提供のご連絡やメッセージが届いています。
いただいたお言葉はどれもありがたく、励まされたり、また気づかされることも多々あります。
今回はそのようなお言葉のひとつをご紹介いたします。
メールを下さったのは山梨県在住のTさん。
阪神大震災の際、神戸で被災されたそうです。
そのときのご経験から、差し支えない程度のご助言をお願いしたところ、次のようなお返事をいただきました。

―――――
暑くなりました。
被災された皆さまもつらい日々、
スタッフの皆さんも大変な毎日かと思います。

> 私も含めSAVE IWATEのメンバーは、今回のことで初めて活動する者がほとんどですので、
> 右も左もわからない状態です。

心中お察し申し上げます。
神戸の時もそうでした。生まれて震度1すら経験ない人がほとんど。
しかし、津波の恐怖は別物だったろうと思います。

今でも瓦礫の中から聞こえる声に目をつぶって、
身内の元へ裸足で必死に向かった時の事を夢に見ます。
そう、今からの戦いは、まさに心に押し返し攻めてくる実感という波。
メンタル面のケアが如何に重要かを思い知らされました。

少しずつ復興していく中で徐々に満たされていく物資と裏腹に、
不安と恐怖が入り乱れ、抑えようのない気持ちが爆発し、
支えあわねばならないはずの震災を乗り越えた人たちとの、
小さな歪みが自分の心をより蝕んでいくんです。

当時の私たちの避難所で数名の方が自ら命を絶ちました。
家族を亡くし一人で生きていく気力をなくされたご老人、
職をなくし家をなくしローンだけが残った重荷と絶望感に肩を落とす人。
それを助けられなかった事を責め苦しむ人々、、、。

「希望」を見いだせるエッセンスが、生きると言う糧に
如何に重要かという事を政府の皆さんにも判ってもらいたいものです。
お金がすべてではありませんが、一刻も早い援助の仕分けが、
一人でも多くの人の光となり命を救う。
本当に苛立ちを感じずにいられません。

私自身、神戸で被災し、今の生活があります。
どうか皆さまの希望の光が、たった一人たりとも
その灯が消える事がありませんように、、、。
毎日手を合わせ祈る事しか出来ないけれど、
心はいつもともにあります。多くの人が一緒に戦っています。

経験者といえどお役にたてる程の事を言える者じゃありません。。。
逆に物資ならこのような物が役に立ちますとお知らせいただければ、
職場の仲間・近所の組の人たちに声をかけて見ますので、
是非お知らせください!
―――――

このメッセージを広く共有したいと思い、ブログへの掲載をお願いしたところ、また次のようなお返事をいただきました。

―――――
スタッフ皆さま、日々のご活動ご苦労様です。
震災地へと足を延ばせない歯がゆさを、
少しでも別の形で力になれればと感じています。

主人は兄弟で外壁塗装の仕事をしております。
震災後はまた余震があるかもと、仕事のキャンセルが相次ぎました。
実は今も現金収入がほぼ途絶えている状態です。
離れた山梨でも地震による職や、放射能による食の余波があり、
本当に他人事ではなく、日本全体が力合わせて乗り切らねばと、
心一つになっている事は確かです。
ただ、その想いが被災地の皆さまにどれぐらい届いているのか?
という事が本当に心配でたまりません。

兄が家族を代表して先月山梨県中央市の有志の方々と共に
宮城へ瓦礫の撤去の作業のボランティアへと行かせて頂きました。
思っていた以上の状況に皆呆然とし自然と涙があふれたそうです。
―――――

大変なのは、私たちだけじゃない。
当たり前のことですが、忘れがちなことでもあるように思います。
被災地よりはるか遠方からこのようなメッセージをいただき、頭の下がる思いがしました。
神戸でのご経験、Tさんの現在の生活や思い、
また、私自身の視野の狭さに気づかされたこと。
様々な思いが押し寄せ、一瞬頭が真っ白になったようでした。

思いを寄せて下さる方がいます。
力を貸して下さる方がいます。
今戦っている方々に、そのことがどうか伝わりますよう。

メッセージ:山梨県T様 文責:佐藤

Comments are closed.

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。