東日本大震災 被災地支援チーム SAVE IWATE

2011年3月11日(金)14時46分頃、東日本大震災が発生しました。岩手県の三陸沿岸地域は甚大な被害を受けました。この災害に対し、民間レベルでできる支援活動に取り組みたいと考え、県内在住有志で「SAVE IWATE」を立ち上げました。

三陸の和グルミ、販売開始

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秋から集めていた和グルミの販売がいよいよ始まりました。
現在は盛岡サンビルのさんさん広場で販売しています。
通販ではAmazonで購入することができます。ぜひ和グルミを味わってみてください。

和グルミ、食べたことありますか?

SAVE IWATEでは被災地三陸の仕事づくりのひとつとしてクルミを生かす取り組みを進めています。クルミは東北地方に広く自生し、三陸沿岸の川沿いにも群生しています。伝統的な食材で「ひゅーず」というお菓子に使ったり、お餅をクルミだれで食べたりします。深い味わいを持つ自然からの贈り物、おいしい味がすることを「クルミ味がする」と言うほどです。ただ、クルミは割って、むいてと、とても手間がかかる食材なので、最近では使われなくなってきていました。その埋もれている地域の資源を生かそうというものです。
2011年のクルミは豊作でした。このクルミを被災地の方々に集めていただきSAVE IWATEが買い取りに沿岸を回りました。クルミを集めていただいた収入は、わずかではありますが労働の対価として支払われることから、皆さん笑顔が一杯で「お米を買います」「孫にお菓子でも買ってやります」と喜んで頂きました。クルミの殻むきも被災者の方々の仕事にしていただいています。
クルミは植物性の卵とも呼ばれ、栄養素の65%を占める脂質にリ ノール酸やリノレン酸などの良質な不飽和脂肪酸を多く含んでいます。これらは血中のコレステロールを下げ、がんなどの生活習慣病を予防する働きがあります。パンやお菓子を作ったり、ドレッシングなど工夫をして使っていただけましたら幸いです。

陸の和グルミプロジェクト」全体図

寺井良夫

SAVE IWATE」に参加しませんか?

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